身近な生活の中のおいしさあれこれを1ヶ月に1度お届けします 森下典子 |
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2008年2月―NO.64 | |||||
人はこんなにささやかな飴菓子で、豊かさを感じることがある。 | |||||
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そのお菓子を初めて見たのは、20代のころ。あれは2月のお茶の稽古だった。「立春」が過ぎ、あちこちで梅の話題が出始める季節。鎌倉彫で梅を彫った棗や、梅の絵のお茶碗などが出ていた。 | |||||
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