身近な生活の中のおいしさあれこれを1ヶ月に1度お届けします 森下典子 |
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2010年5月―NO.90 | |||||
その記憶のせいだろうか。
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白い帽子をかぶったアルバイトらしいお兄さんが、鉄板の前で汗をダラダラかきながら焼いている。その屋台に長蛇の列ができていた。みんな、ものも言わず、ただじーっと「お好み焼き」を一枚一枚焼く手元を見つめていた。 | |||||
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