若手営業のホープ。入社の決め手は、カジワラが加熱撹拌機の業界で高いシェアを誇る会社であること。カジワラでトップ営業マンになれば、業界一の営業マンになれると考えたのだという。事実、入社後は目覚ましい成績を収め、「彼のようになりたい」と背中を追う後輩たちが後を絶たない。
つい最近、社内結婚をし、公私ともに順風満帆。充実した日々を過ごしている。
お客様となるのは、大手の食品メーカーさんから、小さな和菓子屋さんまで実に幅広いですね。当社は食品機械のパイオニアといえる存在であり、長い歴史を持っていますので、「食品機械といえば、カジワラ」とお客様からの認知度も高い。それが、営業としても大きなアドバンテージとなっています。
営業の仕事で大切なのは、まず、お客様の声にじっくりと耳を傾けること。食品機械によってどんなものを作りたいのか。人手不足を補いたいのか。今よりも生産性を高めたいのか。それらを、時間をかけて丁寧に伺っていきます。1年以上かけて提案していくことも少なくありません。
カジワラに食品機械をオーダーされるのは、味に非常にこだわりのあるお客様が中心。機械を導入することで、それまでの風味が変わってしまうのではないかと心配されるお客様もいらっしゃいます。そういった場合、ご納得いただけるまでFEラボでテストを繰り返していきます。営業はさまざまな部署とかかわり合いますが、特にFEラボとは切っても切り離せない。「困ったときにはFEラボ」と、本当に頼りになる存在です。
カジワラの機械は一つひとつオーダーメイドで造り、性能も高い。その分、価格も安くはありません。営業としてはプレッシャーもありますが、「絶対に良い機械を提供できる」という自信も持っているので、プレッシャーを楽しむことを信条としています。特に、実際にお客様の食品工場で機械が動き出したときは、鳥肌が立ちますね。
仕事をする上で心がけているのは、何事も諦めないということ。お客様からご相談いただいた内容を、仮に全て実現させることができない場合でも、自分ができることを最大限模索し、お応えしていきます。「あなたに頼んで良かった」と言っていただいたときが、一番嬉しい瞬間ですね。
私はこれまで、大手コンビニに並ぶチャーハンや焼きそばを作る機械を新規でご発注いただいたり、5年で100件以上の機械を導入させていただいたりと、数多くの食品機械で日本の食に貢献してきたと自負しています。しかし、まだまだ満足などしていません。これからも、さらに新しいことにチャレンジしていきたい。無から有を生み出し、カジワラが食品機械業界においてトップであることを証明し続けていきたいと思っています。