一人一台、じっくりと最初から最後までモノ造りに関われること。上下関係や部署を越え、何でも相談し合えるフラットな企業風土に惹かれ、カジワラに入社。会社説明会では、学生とも積極的に交流し、親身になって相談に乗っている。
後輩の育成にも力を入れ、面倒見が良い。趣味はジムで身体を鍛えること。
電気設計は、システム全体の構成や回路設計など、いわば機械に命を吹き込む仕事といえます。だから、「どのような機能を持たせるか」「機械にどんな動きをさせるか」といったお客様との打ち合わせ、仕様の検討の段階から参加するのです。さらにお客様の工場に食品機械が設置されるときは、プログラムの動作確認などのため、試運転にも立ち会います。
カジワラの技術者として働くことの醍醐味は、一つの機械造りの最初から最後まで関わっていけるところですね。
ココアを焙煎する機械の設計を担当したときのこと。お客様のお求めになる機能を実現するため、しっかりとしたプランを提案するとともに、「最高の食品機械を御社と一緒に造り上げていきたい!」と私の想いも伝えました。すると、お客様もこちらの熱意をしっかりと受けとめてくださり、その後もご発注を継続していただけるようになったんです。このとき、専門知識や技術はもちろんのこと、モノ造りの根底にあるのは情熱なんだということを学びました。
お客様からのカジワラに対する大きな期待もひしひしと感じています。別の設計担当者の元には、日本を代表する老舗の菓子メーカーさんから「究極のあんこを作りたい。それができるのはカジワラさんしかいない」というご依頼をいただいたと聞いています。
私自身、この仕事をしていて本当に良かったと感じる出来事がありました。それは、私が設計した食品機械によって作られた和菓子が、店頭で発売されたときのこと。気になって、自分でもデパ地下に買いにいきました。そのとき、ある親子の方が、「楽しみだね。早く食べたいね」とその和菓子を買っていってくださるのを見かけたんです。自分のした仕事が、人の食の喜びに繋がっているのを目の当たりにしたとき、心から感動したのを覚えています。
これから大型の食品機械も担当したいですし、「この分野ならアイツだな」と誰からも思ってもらえる得意分野を築いていきたい。そして、お客様に感動や喜びを提供できる食品機械を、一つひとつ丁寧に造り上げていきたいと思っています。